畑(27日)
畑があると、この物価高にお安く野菜が食べれるから経済的に助かると畑をやった事ない人は思うかも知れない。 それは素人の考えだとアタシは思う。連作障害を避ける為にぬかを蒔いたり、野菜クズをためて焼いた物を工夫したり、雨が降ってビョーキ対策する為に天然成分の細菌病、予防したり、病気に強い野菜を作るのは大変なんだっしかもネットで虫避けだの、支柱だのと、決して安い野菜にならない。まぁ車1台入るか入らないかのスペースで四苦八苦するのだっ 今日、久々に畑に顔を出せば 師匠となるお父さんに『こんにちは』『今日は1人？』またかよ。夫婦はそれぞれだっ 男手がないと畑は出来ない？ それとも女を馬鹿にしてる？ 絶対にコイツは…頭の中は大正生まれだなぁとアタシは思った。 うんざり…。この畑のプロは 右のお母さんが1人なので畑の掘り起こしなどを手伝ったりしている。生きている間は気がつかない物だけど、男手は貴重だと話すが…男って力仕事のみ？例えば馬鹿でも力があれば良いのか？と言う話になる。この人らに今の、社会や家庭の複雑さや変化に対応するのは無理があるだろう とアタシは正直思いながら畑をひたすら耕した。 アタシでさえ、頭を柔軟にするのは大変なんだからー家庭とか夫婦とかそんな括りは違うんだよっ 暫くしてクマが到着。確かに アタシがいくらシャベルで掘り返してもクマはもっと深くまで土を掘り返す事が出来る それだけの話だっ何もかも成果なのか？良いんだよ。どんな形でも趣味の市民農園なんだから。今日はちょっとひねくれてる、アタシがいる。
