台風19号
今から5年前、コロナもまだ知らない頃
アタシ達は多摩川の河原によく散歩したり、自転車に乗って隣の町へとよく 行っていた
そんな台風も去った晴れた日に河原の様子を見に行こうよとクマを誘い、2人揃って河原へと出ると
滅多にないのだけれど川が増水して橋や
もう足元にもいくつもの小さい水溜まりが出来ていて
そんな中で何か作業をしている人がいて
その人は若者で靴下も脱いで何かを移動させようとしている。それは正体はわからないけれど、大きなコイで凄く太ったコイだった。
しかも何匹もいる。1mはあったのではないか?いや50センチかアタシ達はその光景を眺めていたが、いつのまかにか
参加していた。
だがどう考えてもあまり良い結果にはならなかった。このまま水溜まりが干上がってしまえばコイ達は干しコイになり死んでしまうのだけは理解出来た
アタシ達は必ず戻ってくると若者に約束した
自宅に戻ってきた。何とか出来ないだろうか?タモみたいな網すら無かったし、
あの大きさでは折れてしまうばかりか
入る網など無かった
あぁそうだっ洗濯を入れたり、大きなカゴをプラカゴを掴み自転車で元いた場所に到着した。まだあの若者は四つん這いになり魚を追っていた
私達は角角に立ち、魚を3人で追い詰め
ついに洗濯籠に追い込み確保した
30分以上は格闘したが、カゴの威力は、ずば抜けて、正解だったと証明出来て3人が揃って笑顔になった。まずカゴいっぱいにとらえられたコイは暴れまくった。アタシ達は携帯を出しまず魚の種類を調べた。外来種ではなかった用だっめちゃくちゃ臭い 泥臭い鯉であった
記念撮影をしてまた川に放した
なんだかいい事をして、本当に清々しくキラキラしたした時間を過ごした
貴重品を放り出し無我夢中で三匹の、鯉達をお助けした。
ボランティアとか慈善活動とかって言うとなんか重い感じだし、なんか自己満足みたいなんだけれども自分を大事に出来る人は他者にも優しい
国の代表や人の上に立つ人には慈悲深くあって欲しいと願う
人を見たら泥棒と思えも間違いではないのだけれど、もうお助けしている時は
それどころじゃ無かったし、その時間の共有出来た喜びがあった。なんかキラキラしていた時間だったのよ
『じゃぁ』みたいにまたアタシ達は解散した。でも心の中は暖かい何かがあったのかも知れないなぁなぁんてそんな風にアタシは思ったなぁ 季節も春先か?
寒くは無かったのは憶えている
河原の土手から遠巻きに見てる人もいたのかはわからないけども足を止めている人は居なかったと思う
よほど時間がある人でないとみんな平日は忙しいのかも知れない