貴重品は全部ロッカー
たまに日帰り温泉に行った時の話
なかなか🐻が出て来ない。今日は休日で皆んな休憩所は、お風呂上がりに冷たい物を食べる家族連れで、賑わいを見せている。アタシも何か食べたいがお財布も全部、貴重品はロッカーにしまわないと中にはロッカーがない。こんな時に限って、🐻は出てこない。斜め前にジジイ3人組が何やら話してる。聞きたくはないが会話が漏れ聞こえてくる。ずぅっと誰ダレがなんかになって入院してるだのお年寄りの集まりの話題は病気の話がもう30分以上は続いている。この後はステーキを食べにいく予定らしい。どうやら同級生の集まりらしい。もうあんまり遅いからお風呂でぶっ倒れているのではないのか？あの3人組でさえ帰ってしまい、待機場となるカフェ休憩所はがらっとメンバーが総入れ替えされても、🐻は出てこない。出てこない。こんなに人を待ったのは10代の頃ぶり位かも知れない。昔は携帯など無かったから
渋谷のハチ公のシッポを握ってたりなんてあったり、すれ違いなど会える保証など無かった。ましてや予定は未定なんて
そりゃぁ会えるかどうかすらわからないのだから公衆電話を行ったり来たりしても本人につながるわけではないので不安でいっぱいになりドキドキしたものだっ
あの頃みたいに変な意味で絶対に何かあった。男湯に入る人に聞いたりした方がいいだろうか？と考えあぐねていると
ぼつねんとクマ🐻が出て来た。腰が痛いからゆっくりと温まっていたらしい。
コイツめっ心の中で1人グチたが気を取り直し、待たせたお詫びの氷イチゴのパフェをおごってもらいもう機嫌が直った
