Mさん夫妻の話 Mさん(およそ50歳)
前妻(中国人)と離婚し慶応に合格し
別れて住む 連れ子(慶応)女の子 有り 子持ち 再婚し
主な仕事は私達と同じ掃除業者で
お師匠さんで 放棄農地再生で2足の
わらじで なんでもやる課の精力的な
濃い顔の男である 濃い顔とはその名の
通り平たい顔ではなくドイツ人的にも
南米人的にも当てはまるような目が
デカイ感じの寡黙な人だった
この方からあまり愚痴など聞いた事など
あり得なかったのだが またしても
夫婦仲が良くないみたいで 奥様の
悪口をこの方から聞くとは思わなかった
から凄く驚いた
明らかにMさんはOさんが好きだった
だから仕事を無料で教えたのだろう
Oさんとは、さっさと見切りをつけ
素早く新しい奥様を射止め２人の娘迄
授かったのだが…
私も色々経験しているから助言した事は
あるのだが、夫婦喧嘩は犬も食わないとはよく言ったもんだが 体制を気にしてる奥様に比べて仕事振りを見てきているMさんの肩を持ってしまうので 私達は
公平ではないかもしれないが 夫婦仲が
上手くいってないのでは？などと考えたりした事もあった が ２人の幼子がいて
身障者の介護の仕事をしていて任せられる立場になったそうだっ その事もMさんの気持ちが落ち着かない理由みたいだっ奥様は一回りは歳下で本人から聞いた話ではないが年上の人ばかりと付き合っていてMさんに言わせると ロクでもない奴ばかりと付き合っていたと話する
その話振りも Mさんらしくなくお酒が入ってたとはいえ違った1面を見た感じでなんともやるせなかった
稲刈り後のコメを剥がすお手伝いの時に
結構 奥様も手伝ってたし 3食 物凄く食欲がある私達をもてなし うまくいって
る様子だったからひと安心してたけれど
MさんがMさんじゃなくなっていくみたいで ちょっと心配だった 1週間位前に
お米10キロとお子ちゃま達の絵と奥様からお手紙やお麩などをダンボールに届けて頂き暖かい気持ちになりました
心配は心配だけれども どうする事も
出来ず ただ農家に興味ある人は手伝ってくれるけれど 廻りをあてにしても
そんなものだから 私達が手伝ってくれたのが相当 ホロっときちゃったみたい
なんだけれど なんだか聞いちゃいけない話を聞いちゃった感が強くて複雑だった
