弟と母親と彼が暮らす家に乗り込み
店にエアマットをひき2人で寝た
外で寝てるのかと思う位 トラックの音や揺れが酷いしかも隙間風やゴキやネズミまで
家族は皆 何も言わなかった
たまに常連さんに絡まれたりしただけだ
いよいよ店も思わしくならなくなって
お昼に弁当を作る事にした
始めは面白い様に巧くいっていたが
レパートリーが少なくて飽きられ
営業も難しくなってきた
お金もない このままじゃいけない
いけないが皆できる事はした
弟がカメラを構え焼肉セットを売り出したり夜用のライトを考えたり
思ったようにならなかった
あの時にアイフォンでもあったら音楽でも流せたのに昔ながらの定食屋の雰囲気はどうする事もできないまま店を閉じた
弟は知らなかった間に彼女がいて彼女の実家の隣に家を持ち離れて行った