体重が減少してきて、始めは胃の辺りがムカムカしてたらしい
変だなっと思った頃に、普段から病院は嫌いだった母は何故か定期検査の前の日に自ら大きな病院で検査を受けていた 何故病院が嫌いかと言うと大きな病気が見つかると怖いからなのだ
恐れていた事が現実となる
普段から子供じみた所があって母の言葉に棘があった そんな母であったのに病床の母はいつもと違うセリフを言う『可愛い その服』褒めらた事などなかった
2日後に息を引き取った 予感はしたもののまさか早すぎた普通に会話してたのだ 仕事が終わり病室に顔を見せると もう自宅に帰ってはいけない予感がした 横に簡易ベットを用意してもらい添い寝をした 実際は2.3時間位は寝れたのだろうか 苦しみに歪む母の顔を見るのは辛かった もう多分
苦しくても看護師さんを呼ぶボタンが押せたのかもあやしくなっていてお腹に麻薬を30分置きに私が看護婦さんに了解をもらいボタンを押した
7回目のボタンの頃に嗚咽のようなものも数回はあったのだが目が白目になり上下する様になった 床ずれができるそうなので すでにできていたらしいが2.3時間置きに向きを変えてくれるのだが吐血した 昨日もそういう状態で吐血したのだそうだ それから10時間ほどはがんばり続けたのだが 家族が面会に来た後数時間後に亡くなった 医師ではないので身体の機能の事はわからないのだが この経験が私を変えた 膵臓ガンの原因はたばこもあるそうだ 箱にも書いてある只 母は殆ど喫煙者ではなかった しかし家族がチェーンスモーカーだ 受動喫煙ではなかったのか?告別式の時にも話をさせてもらったが、迷惑をかけてる人に限って 自分の生活を頑なまで崩さないので あの苦しみを知る人間は あたしだけなのだ 皆は知らない ましてや自分だけは大丈夫だと思っている そりゃあ自分はどうなろうと自己責任だから勝手なのだが愛する家族を悲しませるのは自分だけ助かっても不幸になるのではないのだろうか?私自身生前に禁煙を誓った 禁煙して太ろうとどうでもいい あの死に方はないなぁと思うのだ あの苦しみに耐えられる自信がないから止めるのである こんなにいい事はないお金も月4000円は浮くし健康になるのだ