最前列のおじいさんは僻地に住むTVすら長年見てないようなアルプスの少女ハイジに出てくるおじいさんを乞食にし、山男の様な恰好でチェックのシャツにジーンズ しかも 歯が抜けていた 多少ならまだ わかるけれど 上の歯は殆ど抜けて 脇の部分は残っているから吸血鬼のような感じで つい先ほど レクチャーの時に 他の人より個性的だと褒められ前に出て挨拶した人であった で、歌は おもむろに横笛を取り出し 普通なら吹くのだが このじいさまは 全く音が出ない 出ないなら止めりゃいいのに 何度も 空気が漏れた音を聞かせる また はて？これは？と誰もが 思った瞬間に 口からぴいひゃらやり出し そこにいた全員 いや 私の緊張を解きほぐして くれた 『じいさんやるなっ』誰もこれは印象に残るをまざまざやってのけた また 作業についての説明し出した 時間を大いに使い 大丈夫⁈ っと その他大勢の参加者や 審査員の人は思ったが 当人は 大真面目にやっている 私の場合は 氏名だけでも個性的で それだけで時間が掛かった 殆ど歌や早口言葉よりも 名前って そんなの 令和さん だったとか平成さんみたいにいっときの話題にそこまで時間を割いてもらわなくったっていいのに 私自身の話ではないのが残念であった 名前なんて あってない物じゃないの芸名なんだから 何も不特定多数の顔が見えない人にまで 個人情報をさらけ出す必要なんかないでしょう？じゃなきゃ詐欺役やヤクザ役や娼婦役なんか出来ないんじゃないの？ そういう事よ ガラスの仮面みたいに何役も こなすからそのつど仮面を被るのが 俳優さんでしょ？いっときのスーパーのチラシや15秒のCMに出るくらいならレクチャーなど必要無いんじゃないの？ またまた悪魔のほうの私が右の方から悪魔の槍を持って 囁く なんだか沢山の悪魔が今日は出て来た
