多分 Hさん は細川さんなのだが 同期になんだか相容れない奴がいて 自然と敵を増やしてしまう私は頭が痛かった その人は北見さんと言った お嬢様な感じで 顔にはシミひとつない清楚な背の高い人で色の白い人だった 私はどの人も分け隔てなく話しているつもりだったのだが その人の私に対する眼つきに 闘争心が見えていた 何故かは永遠にわからないが 細川さんを挟み 何故かはわからないが 旅行にまで行ったらしい 記憶に全くないのだが 不思議でしょうがない パッカンの携帯を愛用している細川さんは もう北見さんとも連絡があちらから来なければ 連絡しようがないと 言うが 2度離婚して年下の彼が出来た話迄は聞いたそうだっ まぁワガママだから 同年代じゃなく 相当 年上が年下だろうなっ やはり色々あったんだぁ などと長い年月を感じたりした 何故かはわからないが まぁ若かったので あちらが敵対しているのなら こちらもと思ったのはあったのかもしれないが 北見さんのほうが 先に会社を辞めていると思う 私は初めは個人宅だったのだが 会社 に変更になって 有楽町ビルの車の部品や切符の販売機や地下鉄の穴を作ったり コンクリートミキサー車を作っている会社に配属された そうして2年経過したが 2年続いた人は僅かしかいなかった 固定給は初めだけで 研修後にすぐに実践となり結果を残さなければ 給料を削られたから 交通費を引いたら赤字になったり毎月2万の赤字だった しばらくはそんな調子で支部長に今辞められると困るからと頼み込まれ しょうがなく流される毎日だった 自宅から通っていたりしたので 親は勤めているし 安心したのかもしれないが 完全にギャンブル依存症になっていたと思う
