お婆は引越した 病気でもなくなんでも
ない唯 自分でしもの世話やご飯の支度
が出来ない状態なのだっ
私は税理士に会う為に実家に戻った
確定申告後にまた新たな契約を結び
補足として通帳引き落とし以外のノートの記帳の仕方のさわりだけ教わる
ついでのお婆の様子伺いになった
暑い日で25度で快適は快適で花粉も
濃厚な日でもあった
新たな病室で皆が集まる食事する場所の中の部屋に1人だけで窓際に寝ていた
後から知ったがお風呂に入れてもらって
気持ちよく軽く疲れて眠くなっていた そうだっ20分位経過し
4時頃に軽く動き目を開けた
『誰だっけ』名前を告げると昔の銭湯の
話をしだした 私こそ思い出す
息子も未だ来たことない私にとったら
叔父さんにあたるが。本人がどんなに会いたくても月日は冷酷にそれすらも忘れ
させて子供の記憶すら奪ってしまうだけ
の時間はあった 自分でも長く生き過ぎたなどとどこまでわかっているのか素に
なる時もあるようだっ何度もお礼を言う
30回位 来てくれてありがとうねっと
面会ギリギリの時間まで見守った
エレベーターのボタンを押すと
男の従業員の方(作業の方)に来てくれて
『ありがとうございます』とまた言われる
そうここには自分のルーツがある
私達は孫なのだっ 確かにキツイお婆だったけれども 命の灯火がかよわくなっ
ていってるのはすぐわかる 息子なら
顔位見せてやれないのか?と怒りを
覚えた いや私はできる事をしよう
写真を集め写真集をかわいく作ろう
記憶が戻ってくるようにそう思った
ても